不動産

不動産・建設業向け顧問契約の役割とよくある疑問にお答えします

2026年8月27日

神奈川県と東京都を拠点に、不動産業・建設業の皆様のサポートに力を入れている、弁護士法人エースパートナー法律事務所の弁護士、阿野順一(あのじゅんいち)です。

不動産業や建設業は、扱う金額が大きく、多くの関係者と関わるため、法的なトラブルが発生しやすい業界です。日々、契約書の締結や現場でのトラブル対応、代金回収、近隣住民との調整など、経営者や担当者の皆様は多くの課題に直面されていることでしょう。

このような業界において、企業の「かかりつけ医」となるのが弁護士の「顧問契約」です。しかし、「顧問弁護士って本当に必要なの?」「お金の無駄になるのではないか?」と疑問に思われる方も少なくありません。

今回は、不動産・建設業における顧問弁護士の役割や、実際の稼働イメージ、そしてよくある疑問について、分かりやすく解説します。

不動産・建設業において顧問弁護士が必要とされる理由

不動産業と建設業には、他業界とは異なる特有の法的なリスクが存在します。そのため、業界のビジネスモデルや商習慣を理解している弁護士の存在が不可欠です。

まず、不動産業においては、重要事項説明書の作成や、複雑な売買・賃貸契約書の締結が日常的に行われます。万が一、契約書の記載に不備があった場合、後に重大な損害賠償請求に発展するリスクがあります。また、賃借人の賃料滞納や立ち退き交渉、境界トラブルなど、感情的な対立が生じやすい問題も多く存在します。

一方、建設業においては、下請契約やJV(共同企業体)契約など、多重的な契約関係が基本となります。さらに、追加工事の代金請求をめぐるトラブルや、工事の遅延、施工不良(瑕疵)を指摘された際の対応など、現場のスピード感に合わせた迅速な法的判断が求められます。

これらのトラブルが発生してから慌てて弁護士を探すのでは、対応が後手に回ってしまいます。業界の特性を深く理解し、日常的に相談できる顧問弁護士がいれば、トラブルを未然に防ぐ「予防法務」が可能となり、万が一の際にも迅速に動くことができます。

顧問弁護士の具体的な稼働イメージと活用例

「顧問契約を結んだら、具体的にどのようなことをしてくれるのか」というイメージが湧きにくい方もいらっしゃるでしょう。ここでは、当事務所における実際の稼働イメージを、具体的なシチュエーションを交えてご紹介します。

1.契約書や重要事項説明書のリーガルチェック
例えば、新しい取引先から提示された工事請負契約書や、難解な特約を含む不動産売買契約書がある場合、事前に弁護士がチェックします。不利な条項がないか、将来トラブルになりそうな文言がないかを精査し、修正案をご提案します。メールやチャットツールを用いて、迅速にやり取りを行うことが可能です。

2.日常的なチャットや電話での法律相談
「元請けから急に仕様変更を指示されたが、書面がない。どう対応すべきか」「入居者がゴミ屋敷化しているが、勝手に処分していいか」といった、日々の業務で生じる「ちょっとした疑問」に、メールや電話はもちろん、LINEやChatworkなどでタイムリーにお答えします。

3.トラブル発生時の初期対応アドバイス
クレーマー対応や、下請け業者とのトラブル、施主からの理不尽な要求などが発生した際、初期段階でどのような書面を送るべきか、どのような発言を避けるべきかといった具体的なアドバイスを行います。初期対応を誤らないことで、事態の長期化や泥沼化を防ぎやすくなります。

このように、顧問弁護士は「何か大ごとが起きたときだけ登場する存在」ではなく、日々の業務に寄り添い、経営の意思決定をサポートするパートナーとしての役割を担います。

「お金の無駄じゃないか?」というよくある疑問にお答えします

顧問契約を検討する際、多くの経営者様が抱く本音は「毎月固定の費用を払うのは、お金の無駄になるのではないか」という点でしょう。特に、トラブルが起きていない月は、費用だけが発生しているように感じられるかもしれません。

しかし、実際には「トラブルが起きてからスポットで弁護士を依頼する」よりも、顧問契約を結んでいる方が、中長期的にはコストパフォーマンスが高いケースが多いと言えます。

第一に、トラブルの予防効果です。大きな訴訟や紛争に発展した場合、弁護士費用だけでなく、対応に追われる経営者や社員の時間的・精神的コスト、そして企業の社会的信用失墜など、目に見えない甚大な損失が発生します。顧問弁護士のアドバイスによって、こうした高額な損失を未然に防ぐことは、最大のコスト削減と言えます。

第二に、スポット依頼とのスピードと費用の差です。顧問契約がない場合、いざトラブルが起きてから弁護士を探し、面談の予約を取り、自社の事業内容を一から説明しなければなりません。このタイムロスが致命傷になることもあります。また、スポットでの依頼は着手金や報酬金が割高になる傾向がありますが、顧問契約があれば、優先的な対応が受けられるだけでなく、個別案件の弁護士費用が割引になるのが一般的です。

さらに、当事務所では、相談頻度や企業の規模に応じた柔軟な顧問プランをご用意しております。「まずは契約書のチェックをメインに、月数時間の相談枠から始めたい」というご要望にも対応可能です。稼働が少ない月があっても、経営における「安心というインフラ」を整えていると考えていただければ幸いです。

まとめ:弁護士法人エースパートナー法律事務所が選ばれる理由

不動産・建設業の経営は、常に法的リスクと隣り合わせです。だからこそ、業界の商習慣や現場の実情を理解している弁護士のサポートが、企業の持続的な成長を支える鍵となります。

弁護士法人エースパートナー法律事務所は、神奈川県と東京都を中心に、数多くの不動産・建設業者様の顧問弁護士を務めてまいりました。代表弁護士の阿野順一をはじめ、当事務所のスタッフは現場の目線に立ち、専門用語を極力使わない分かりやすい説明と、迅速なレスポンスを心がけております。

「うちの規模でも顧問契約が必要だろうか」「まずは一度、自社の課題について相談してみたい」という経営者様は、ぜひお気軽にお問い合わせください。貴社のビジネスの安定と発展のために、全力で伴走いたします。

※本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の事案については弁護士にご相談ください。

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